離婚直後だが、再婚したい人がいる。
でも、世間体も気になる・・・。
そこで今回は、離婚後すぐの再婚について、アンケート調査を行いました。その中から、いくつかの意見を抜粋してお届けします。
また、筆者の私自身も、再婚の経験があります。その経験を踏まえつつ、女性の再婚についての知っておいた方が良い、法律的な予備知識をお伝えします。
目次
再婚禁止期間の改定|6ヶ月から100日へ。

民法では、女性の再婚禁止期間というものが定めれています。2016年に改定され、現在ではその期間が100日と定められています。
① 再婚禁止期間がある理由

離婚後に生まれてくる子どもの父親を特定するためです。妊娠から出産まで約10か月(約300日)ということから、民法では
「離婚後300日以内に生まれた場合は元夫の子供」
「再婚してから200日以降に生まれた場合は新しい夫の子供」
というように定められています。
現在はDNA鑑定などで、親子関係を判別できるので、時代遅れな制度だと一部では言われています。
② 離婚後100日経過しなくても再婚できる!再婚禁止期間の例外とは?
再婚禁止期間が設けられている理由は、「離婚後に生まれてくる子供の父親を特定するため」ですので、例外的に次に該当する場合は離婚後100日経過しなくても再婚することができます。
- 離婚した元夫と再婚する

一度離婚して再度同じ男性と結婚する場合も、子供の父親を特定できるため、法的にはすぐに再婚が可能です。
- 離婚時に妊娠していない

離婚時に妊娠していなければ、100日経過するのを待たずに再婚することが可能です。ただし、この場合には妊娠していないことを証明するために医師による診断書が必要です。
- 妊娠する可能性がない

妊娠する可能性がない年齢であったり、子宮の全摘出を行っている場合には、100日経過しなくても再婚することができます。ただし、子宮の全摘出した場合には、医師による証明書が必要です。
- 元夫の行方がわからない

元夫が行方不明になってしまい、生死不明な状態が3年以上続いた場合は、法律で離婚が認められます。このように、夫の行方が分からない場合にも元夫の子どもを妊娠するはずがないので、離婚後すぐに再婚することができます。
③ 再婚禁止期間を無視して再婚できる?破った場合どうなるのか?

再婚禁止期間が経過する前に婚姻届を役所へ提出しても、受理してもらえません。もし、受理されてしまっても、再婚禁止期間を破ったからと言って罪に問われることもなければ、罰金を徴収されることもありません。(法律は変わる場合があるので、必ずご確認ください。)
万が一、離婚後300日以内に子供が生まれた場合、子どもの父親が前夫なのか、それとも現在の夫なのかを裁判所によって判断されることになります。その際はもちろん、妻や夫の意見は考慮されずに裁判所によって決定されますので、現在の夫が法律上の父親になれない場合もあるのです。
こんな悲しいことはないですよね。
2.離婚後すぐに再婚することへの厳しい目も
① 年配の方からは、受け入れられない可能性
年配の方は、離婚や再婚を受け入れ難いと考える人が多いものです。一概には言えませんが、年配の方はそもそも「結婚したら一生連れ添うもの」と考えている方が多いので、離婚後すぐの再婚には、厳しい意見を持っているようです。
② 再婚相手の親への説得
再婚する際に避けられないのが、再婚相手の親への説明です。
あなた自身が子連れであったり、相手が初婚である場合には、厳しい目を向けられる可能性もありますので、覚悟しておきましょう。
しかし、再婚相手の親があなたへ厳しい目を向けた時に、新しいパートナーの本性がわかる良い機会だとも思います。
あなたのことを全力で擁護してくれれば問題ありませんが、そうでない場合は後々「義理親問題」が浮上してくる場合があるので、冷静になって、再婚を考え直した方がいいかもしれません。
③ 離婚前から浮気していた疑いをかけられる可能性
離婚後すぐに再婚した場合、「婚姻中から浮気していたのでは?」と疑いをかけられることは容易に想定できます。
もし、婚姻中から再婚相手と関係があった場合、元夫に知られてしまうと不倫の慰謝料を請求されてしまう可能性があります。
元夫が証拠を持っていなければ、慰謝料の請求は難しいですが、弁護士や探偵に依頼すれば慰謝料請求に必要な証拠は集めることは簡単です。
疑いがあるようなことがなければ問題ありませんが、円満離婚でない場合、元夫に再婚を伝えることを控えるなど、考えを巡らせた方が良いかもしれません。
3.世間のリアルな意見は?アンケートより抜粋
前の婚姻がキレイに清算され、急ぐ事情があるならば、すぐに再婚したらいいと思います。
ただ、離婚に関してゴタつきが残っている場合や、子供がいる場合は、様々なことをきちんと決めて、問題を改善するまで待つ方がいいと思います。条件付き賛成派です。
例えば別居していてある程度期間が経っていて家裁調停など手続きなどに時間がかかっていることもあると思います。また話がスムーズに進まない場合ある程度時間がかかるので書類上の離婚が遅くなることもあります。
そして離婚するくらいなのだから当人達が各々の別の身を歩もうが関心はないと思うからです。
また、離婚前の結婚相手との間に子供がいるかどうかでも、大きく変わってきます。大人だけならすぐに再婚するのは、まだいいのですが、お子さんがいる場合は、その子の気持ちがどうか、が重要だと思うからです。
お子さんがいる場合や、再婚後、またすぐ離婚とならないためにも、相手をじっくり見る時間を持つのは大切だと思いますので、すぐに再婚しない方がよいのではないかと思います。
また、離婚前の結婚相手との間に子供がいるかどうかでも、大きく変わってきます。大人だけならすぐに再婚するのは、まだいいのですが、お子さんがいる場合は、その子の気持ちがどうか、が重要だと思うからです。
お子さんがいる場合や、再婚後、またすぐ離婚とならないためにも、相手をじっくり見る時間を持つのは大切だと思いますので、すぐに再婚しない方がよいのではないかと思います。
でも、もしも子どもがいた場合は、少し考えた方がいいかなと思います。
自分に親権があった場合、新しい配偶者と子どもが上手くいくか、というのを見極める必要があるかと思います。
理由は、女性は100日間の制限があるのに男性には無いのが不平等だと感じるからです。
また、身近な人がもしも離婚してすぐに再婚したとしたら、離婚前から関係があったのだろうか?と少なからず思ってしまうので、やはり再婚するには期間を空けた方が良いかと思います。
4.再婚までの適切な期間は人それぞれ
離婚してからすぐに再婚することに対して、世間の意見は賛否両論です。
しかし、一番大切なのは再婚するあなた自身や相手の気持ちであり、再婚までの最適な期間は人それぞれだと思います。
再婚することに対して反対や批判をされることは確かに辛いですが、お互いによく考えて納得した上での再婚なら、期間に関係なく、うまくいくはずです。
あなたの幸せを心よりお祈りしています。
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