冷え性を改善する食べ物と飲み物

体を温める食べ物の見分け方

体を温める食べ物には共通点があります。まず、食材に着目した時に原産地となっているのがどこかを確認するのが大切です。寒いところで生産されているものは体を温めますが、暑いところで育てられている場合には体を冷やしてしまいます。また、特に植物の場合には育っている場所が地面の上か下かでも区別が可能です。地中で育ったものは体を温めるのに対し、地上部で育ったものは体を冷やします。

しかし、同じ食材であったとしても発酵してあると体を温める作用が強まります。しっかりと発酵を進めると乳酸菌や麹、酵母などの作用によって酵素が増え、体を温める作用を示すようになるからです。また、食材の見た目でもある程度は判断できます。一般的に色が濃くて暖色のものは体を温め、色が薄くて寒色のものは体を冷やすのです。白や緑のものは避けて、赤や黄色などの明るい色のものを選んでおくと安心できます。この他にも味や成分で区別することも可能です。例外もないわけではありませんが、しょっぱいもの、辛いものは体を温めますが、酸っぱいもの、甘いものは体を冷やす傾向があります。

カレーが体を温めるのはしょっぱくて辛いからであり、とても合理的な食べ物なのです。成分については体を温める作用のあるものが発見されてきているため、その成分を多く含むものを選ぶと良いと考えられます。代表的な成分として知られているのがポリフェノールです。ポリフェノールにも様々な種類のものがありますが、ほとんどのものについて血管の状態を改善する作用を示します。そのため、血行が促進されるようになって血液が隅々にまで行き渡り、冷え性で冷たくなっていた手足もよく温まるようになるのです。もっと単純でよく知られている成分として水、ナトリウム、カリウムの三つの成分に着目するのも良い方法です。水分が多いものを食べるほど最終的には汗や尿として水を外に出さなければならなくなり、それと一緒に熱を逃してしまうことになります。カリウムにも尿を増やす作用があり、ナトリウムは逆に水分を保持する効果があるのが特徴です。そのため、水分が少なくてナトリウムの多いもの(味噌、明太子、塩辛、梅干しやたくあんなど)は体を温め、水分が多くてカリウムの多いもの(キュウリ、スイカ、メロンなど)は体を冷やします

具体的な食材

体を温める食材、冷やす食材には具体的には次のようなものがあります。

【体を温める食材】


玉ねぎ、にんじん、大根、かぼちゃ、タマネギ、レンコン、ごぼう、ニラ、じゃがいも、大和芋、さつまいも、長芋、生姜、にんにく、しそ、パセリ、アジ、サバ、鮭、ラム肉、梅干し、チーズ、納豆、玄米、味噌、醤油

【体を冷やす食材】


きゅうり、キャベツ、レタス、ナス、トマト、小松菜、水菜、ほうれん草、たけのこ、スイカ、メロン、パイナップル、梨、唐辛子、砂糖、酢、バター、植物油

避けたい飲み物

体を冷やすので避けた方が良い飲み物として代表例になるのが次の三種類です。

緑茶


茶の葉を利用して作られているものなので不発酵茶に分類されます。温暖な気候の中で収穫されたものを使用しているので体を冷やす方にはたらきかけてしまう飲み物です。

コーヒー


コーヒーはもともと暑い地方で栽培されているものであり、体を冷やしてしまいやすい飲み物の代表格です。カフェインが大量に含まれている影響で利尿作用があるのも体から熱を奪ってしまう原因になります。

牛乳


牛乳は白い色をしているので体を冷やす飲み物に分類されます。特に発酵もしていないので体を温める作用はありません。冷たくして飲んでしまうとますます体を冷やしてしまうので気をつける必要があります。

体を温める飲み物

体を温める飲み物としては次の五種類が代表的です。

紅茶


紅茶は緑茶と同じ茶葉を使用していますが、発酵茶に分類されるのが特徴です。十分に時間をかけて酵素を増やしてあるので紅茶は体を温める作用があります。特に効果を高めたいというときにはレモンティーやシナモンティーにするのが良い方法です。レモンのビタミンCなどが代謝を活発にし、シナモンの持つ血液サラサラ作用が体をより温めてくれます。

お茶類(ほうじ茶、黒豆茶、ごぼう茶、たんぽぽ茶など)


他にも発酵を行っているお茶や、地中で育ったものを使っているお茶は体を温める効果があります。ほうじ茶には血行を促すピラジンが含まれ、黒豆茶はポリフェノールが豊富で血液をサラサラにしてくれるのが特徴です。ごぼう茶やたんぽぽ茶は根に由来しているので体を温める作用があります。これらのお茶はカフェインも含まれていないので利尿作用についても心配がいりません。

ココア


ココアはとても濃い色のカカオを使っているので体を温める飲み物に分類されます。ココアには食物繊維とポリフェノールが豊富に含まれているのが特徴であり、血液の流れを持続的に向上させてくれるのが魅力です。ホットにして飲むと良いですが、ミルクを入れてしまうと効果が少し相殺されてしまいます。砂糖も控えめにして効果を高いレベルで維持できるようにするのが大切です。

生姜を使ったドリンク


生姜は体を温める食べ物の代表格であり、生姜湯や生姜紅茶、生姜ココア、生姜入り甘酒などを飲むとよく体が温まります。しょうがに含まれているショウガオールが体を温める成分として働き、血行を促進するだけでなく新陳代謝も活性化するのが魅力です。ジンゲロールによる免疫力のコントロール効果も良い影響があり、適度に熱を生み出せるようになります。

アルコールなら日本酒、紹興酒、ホットワイン


アルコールには体を温めるものも冷やすものもありますが、日本酒、紹興酒、ホットワインの三種類は体を温めてくれます。この三種類は発酵によって作られた酵素が豊富に含まれているからです。また、ホットワインも赤ワインを選ぶとポリフェノールも豊富に含まれているので血管の状態を改善するに働きかけてくれます。ただし、飲み過ぎは体を冷やすことになりやすいで注意が必要です。

タイミングも重要

冷え性の人が体を温めるものを飲むタイミングとして優れているのが次の三つのタイミングです。

朝起きてすぐ

朝から活動的になれるようにできるため、朝起きてすぐに体を温めるものを飲むのは効果的です。朝食には必ず体を温める飲み物を飲む習慣を作ると一日中冷え性に悩まされずに済む可能性もあります。

お風呂に入る前

お風呂に入っても体が芯まで温まっていないことはよくあります。体が冷えてしまっているとお風呂のお湯が熱く感じられてしまいやすいため、あまり長く入れないことが多いからです。予め体を温める飲み物を飲んでおくとゆっくりとお風呂に浸かって体をしっかりと温められます。

就寝前

体が冷えてしまっていると寝付きが悪くなりやすいので、就寝前に体を温める飲み物を飲むのは理想的です。しっかりと眠っている間に代謝が行われるようになり、疲れも取れやすくなります。

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