知らないと損する!!NISAのメリット・デメリット

NISAとは?

nisaとは、株や投資信託などの利益を一定額非課税にするという制度になります。具体的には、年間120万円分までという非課税投資枠が設けられており、最大5年間値上がり益や配当金などは非課税となります。毎年120万円の非課税枠が追加されますが、非課税枠を利用しての投資額は最大600万円と定められており、それ以上の金額は非課税の対象ではありません。nisaにも種類があり、通常の「一般NISA」、年間投資額は40万円と少なく設定されているが期間が最長20年、最大非課税投資枠が800万円の「積立NISA」、0~19歳が対象の「ジュニアNISA」などがあります。

注意
NISAの口座は一年間に作ることができるのは一人一口座と決められており、違う証券会社でまた口座を作りたいと思ってもそれはできませんし、一般NISAと積立NISAを併用することはできませんので、注意が必要です。

NISAのメリット


NISAの最大のメリットは、年間120万円最大で600万円まで非課税枠があるということです。投資した際の値上がり益や譲渡益、分配金や配当金が120万円分までの投資ならすべて非課税になるというのは大きなメリットでしょう。NISAを使わない一般的な口座での投資の場合は、利益や配当金に必ず税金が掛けられます。おおよそ20パーセント程度の税金が掛けられますから、NISAの口座を使う場合と使わない場合の差はかなり大きくなってしまうのです。たとえば、120万円分投資した株などが値上がりして200万円になって売却した場合、NISAを利用していれば80万円の差額が丸々自分の手元に入ります。対してNISAを利用していない場合は、税金が掛けられますから80万円の20パーセントが引かれて64万円程度が手元に入ることになります。その差額は16万円程度ですから、NISA口座を利用した方がお得だということがわかります。

NISAのデメリット

損益通算ができない

NISAのデメリットは損益通算という利益と損失を相殺することができないことです。NISAの口座で損失を出す、通常口座で利益を出す、ということが重なった場合、NISAを使わずに取引していた場合と比べて多く税金を払わなければいけない可能性があります。どちらも通常口座だった場合には、A口座で50万円の利益がありB口座で30万円の損失があったというケースだと損益通算して、利益は20万円、そこに税金が掛けられるので4万円程度引かれる計算になります。しかしA口座で50万円の利益、NISA口座で30万円の損失だと損益通算できませんので、50万円に税金が掛けられて10万円程度の税金が引かれる計算になり、損をしてしまうことになるのです。

損失繰越もできない

通常の口座の場合は確定申告をすればその年の損失を三年間繰り越して税金の繰越控除というものを受けることが可能ですが、NISAの場合はこの損失繰越もすることはできません。たとえば、通常の口座で50万円の損失と30万円の利益があった場合には、損失の方が大きいので損失繰越をしてその年の投資にかかる税金は取られないという仕組みになっています。ですが、NISAだとこの損失繰越の対象外なので、NISA口座で50万円の損失、通常口座で30万円の利益という時には、トータルで見て損失の方が大きかったとしても、出た利益に対して税金が掛けられてしまうのです。

逆に課税されることも

非課税と言うことにばかり目がいってしまいがちなNISAですが、仕組みを知らずに投資することで逆に課税されてしまうというケースもありますので注意が必要になります。NISA口座の非課税期間が終わって別の口座に移管した場合、取得価格が更新されます。50万円で株を買っていたとして、移管した時に20万円に値下がりしていたらその株は20万円で買った、という風に取得価格の更新がなされてしまうのです。その後株の値段が50万円まで回復して売却する場合、20万円の株が50万円に値上がりしたとみなされて値上がりした分の30万円に課税されてしまうのです。実際は全く利益が出ていないのに、余計な税金が掛かってしまうというケースもありますので、移管をする際には気を付けましょう。

信用取引には使えない

NISAは信用取引に使うことはできません。信用取引とは、株式などを担保にして証券会社からお金を借りることができる取引なのですが、NISA口座で保有している株については、代用有価証券、つまり担保に使うことはできないのです。株を利用して信用取引をしたいと思っている方は、NISA口座で保有してしまうと取引に使うことはできませんので、どのように利用するのかをよく考えてから口座を作りましょう。

デイトレや短期取引には不向き

NISAは短期の取引には向いていません。なぜなら新規購入の際には必ず購入枠が消費されてしまうからです。たとえば5万円で購入することができる株式でデイトレをしていたとして、毎日5万円ずつ売買するとします。するとNISAの非課税枠は毎日5万円ずつ消費されていくことになり、24日程度で非課税枠はなくなってしまうという計算になります。1年経てばまた120万円の枠が追加されますが、追加されるまでは課税の対象ですから、デイトレや短期取引などには向いていないということがわかるでしょう。

新しい制度なので流動性がある

NISAは2014年に開始されたまだまだ新しい制度です。そのため、制度の変更や制度の創設などが目まぐるしく繰り返られてきました。これは、新しいシステムには付き物のことなので仕方のないことですが、制度の変更や追加が繰り返されていると、今どのような制度なのかがわかりにくいということも言えるでしょう。現状どんな制度になっているのかわからないと、効果的な運用もできませんからまだまだ新しく流動性が高いということは、デメリットのひとつになります。

5年経過後の選択肢は3つ!

5年間の非課税期間が過ぎた後の選択肢としては三つほどあります。

MEMO
①NISAで購入した株を売る
②他の口座に移管する
③ロールオーバーする
特に投資などの予定がないのなら売ってしまうのが一番簡単で早い方法になりますが、これからも運用を続けるのなら他の口座に移管するかロールオーバーをするといいでしょう。他の口座に移管する場合には前述しましたが、株式などの取得額が更新されますのでそこの部分だけは気を付けてください。ロールオーバーは非課税扱いを継続してもらえる制度で、NISA口座に新たに入れ直してまた5年間の非課税期間が設けられることになります。この時注意してほしいのは、入れ直せるのは120万円までだということです。それ以上の額は他の口座に移管するか売却することになります。また、120万円分すべてロールオーバーしたらその年は新たに非課税枠で株などを購入することはできません。ロールオーバーしたのが50万円なら、70万円分の投資は可能です。

上手な活用法!


NISAを上手に活用するためにはまず、長期投資に徹するというのがいいでしょう。NISAはその性質上、デイトレや回転売買などの短期の取引には向いていません。買って売らないといったタイプの投資方式か積立のようなタイプに使うのが向いていますので、長期的な投資ということに重点を置いてみましょう。また、NISAは120万円という限度額がありますので、金額指定で購入することができる投資信託に投資するというのも一つの方法です。投資信託の場合はほとんどが1万円からの購入が可能ですから、まずは少額投資してみるといいでしょう。

NISAの落とし穴!

配当金や譲渡益などが非課税ということが最大の魅力であるNISAですが、配当金の受け取り方によっては課税されてしまうケースもありますので注意が必要です。

注意
配当金などを指定した銀行口座への振込や郵便局での現金受け取りに設定している場合は課税されてしまいますので、必ず証券口座への入金に受け取り方法を変更してください
この方法は「株式比例配分方式」というもので、この方法でないとNISA口座で買った株かどうか区別できずに課税されてしまうので、きちんと受け取り方法を変更しておきましょう。

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