水中出産ってどうなの?日本でもできる?

水中出産はイギリスやフランスといったヨーロッパでは普及してはいますが、まだまだ日本では知られていない出産方法の1つです。しかしながら、近年は多くの芸能人が行っていることから徐々に知られるようになってきています。今回の記事では、水中出産のメリット、デメリット、かかる費用、水中出産ができない場合などについて広く紹介していきます。これからお母さんになる人はぜひ参考にして出産当日を迎えてください。

そもそも水中出産って何?

水中出産とは水の中で出産することを意味します。水中で出産するということに違和感を覚える人もいますが、出産方法自体は普通分娩と変わりありません。出産する場所が水中なのか地上なのかというだけです。ちなみに、水中出産だからといっていつまでも水の中に浸かっているわけでもありません。水の中に浸かるという行為は体力を奪いますので、妊婦の場合はせいぜい1時間から2時間くらいしか浸かれません。陣痛が始まっていざ赤ちゃんが生まれそうなタイミングで水の中に入るのです。陣痛が弱まったら再び水の外に出て陣痛が強くなるのを待ちます。

水中出産って高い?出産費用の相場はいくら?

水中出産は通常の自然分娩とは異なる様式の出産方法なので、その分だけ自然分娩よりは費用が高くなります。そもそも産婦人科としてはそのためのプールを設置する必要がありますし、その維持費もかかっています。自然分娩の費用に50000円から100000円加わるというイメージでいいでしょう。ちなみに、自然分娩の場合は健康保険が適用されますが、水中出産には健康保険が適用されないので、基本的には全額自己負担です。

水中出産のメリットとデメリット

水中出産にはメリットとデメリットの両方があります。まずはメリットから紹介していきます。1つ目はリラックスできやすいということが挙げられます。体温と同じくらいの水に浸かることでリラックスしやすくなります。出産という行為はどうしても妊婦を緊張させてしまって時間が長くかかることもあります。体を温めることで出産をリラックスした状態で迎えられてスムーズに進むことが多いです。2つ目は姿勢を無理なく変えることができることです。水の中にいると浮力が発生します。この浮力によって地上にいるときよりも体を動かしやすくなります。妊娠中は不自然にお腹が大きくなっていて姿勢を変えるのが大変ですが、水中出産であれば楽な姿勢で出産することが可能です。3つ目としては痛みを軽減することができることでしょう。ぬるま湯に浸かると全身の筋肉が緩みます。そのため、自然分娩時よりも痛みが少ないのです。実際に水中出産の場合には麻酔を使用することがほとんどありません。水中出産のメリットを挙げてきましたが、デメリットもあります。それは力を入れにくいということです。出産するためにはいきむ必要がありますが、水中だと筋肉が緩むことと浮力の関係上いきみにくいです。そのため、赤ちゃんがお腹からなかなか出てこられないという事態になることもあります。このようなときには、無理をせずに地上で自然分娩に切り替えるといいでしょう。

いよいよ出産!水中出産の流れ


水中出産の流れとしては、まずはお風呂もしくは小さいプールの中にぬるま湯をためます。このときの理想の温度は体温と同じくらいの36度から37度程度です。そこに羊水の塩分濃度と同じくらいになるように自然塩を溶かします。妊婦は陣痛が来たらそのお風呂もしくはプールに浸かって、そこで出産をするというのが一般的な水中出産の流れになります。広い場所だったら自分の好きな姿勢をとりやすいので、おすすめです。

こんな場合、水中出産はNG


水中出産することができない状況があります。日本では水中出産のガイドラインはありませんので、実際には医師の判断によって実施するかどうかを決めますが、たとえば、次のような場合には水中出産はNGです。妊婦が風邪をひいて熱がある、破水して時間がかなり経過している、赤ちゃんが逆子になっている、妊婦が肝炎や心臓病などの病気にかかっている場合などです。他にも、医師が水中出産するにはリスクが高いと判断すれば、水中出産はできません。

自宅で水中出産ってできるの?


水中出産したくても近くに水中出産することができる病院がないというときには自宅で水中出産することを検討する人もいるでしょう。しかしながら、自宅での水中出産は現実的には厳しいものがあります。それというのも、出産する前にお風呂の中をすべて薬品で消毒する必要があるからです。特に人間と同じ体温の36度から37度は細菌が発生しやすい温度です。そうした消毒行為をしても赤ちゃんに細菌が感染する可能性が高くて、病院以外では推奨できる出産方法ではありません。きちんと水中出産に対応している病院に依頼することがベストです。もし無理ならあきらめることも赤ちゃんにとっては大事なことでしょう。

日本国内でも水中出産ってできる?

水中出産をしたいと思っても日本ではまだまだヨーロッパほど浸透していませんので、対応している病院は少ないです。そんな中、国内でも水中出産に対応している病院は日本赤十字社医療センターが有名です。他には、富山県にあるあわの産婦人科医院や都内にある医療法人社団 晴晃会 育良クリニックなどがあります。近年は妊婦が主体的に出産に取り組む考えやフリースタイル出産といった自由な姿勢で出産する方法も登場していますが、まだまだ水中出産ができる病院は少ないです。近くに水中出産に対応している病院があれば、きちんと水質管理されているのか、実際に水中出産をした人の口コミを聞くとか助産師たちのサポート体制はどのようになっているかを事前に調べましょう。

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