体質改革!!冷え性の改善方法


冷え性とは?

私たちの体には、無意識のうちに心身の機能を調節してくれる交感神経と副交感神経という、2種類の自律神経があります。しかし、この自律神経が何らかの原因でバランスを崩すと、うまく血液を循環させられずに代謝が下がり、血行障害によって環境や季節の変化に対応して体温を調節できなくなるため、体全体や手足の指先、腰など体の一部に冷えを感じてしまいます。その特徴は4つのタイプに大きく分類されます。

四肢末端型冷え性


食事と運動量が少ないと基礎代謝が下がるので、体温を維持しようと交感神経が優位になり、血管が収縮することによって手足が冷える、しびれるなどの症状があらわれます。

内蔵型冷え性


四肢末端型冷え性とは逆に、交感神経より副交感神経が優位になるため、血管の収縮が弱く、体熱が表面に移動し体幹深部の体温が下がってしまうため、体の芯に冷えを感じる症状があらわれます。

下半身型冷え性


上半身は暖かいのに下半身だけ冷えを感じるので「冷えのぼせ」とも言われていて、腰部や臀部の筋肉にコリができると、交感神経を含む坐骨神経が圧迫されて、下半身の血流が滞り、腰から下の下半身に冷えの症状があらわれます。

全身型冷え性

一般的に冷えているという自覚症状が乏しいので、「隠れ冷え性」と言われています。運動、食事量の不足に加えて、不摂生や精神的なストレスが起因して、自律神経の乱れから基礎代謝が下がり、四肢が冷えると共に体温そのものが下がってしまう症状です。

体に起こる症状

冷え性が引きおこす症状は、単純に手足の指先や腰など、体の一部に冷えを感じるだけではありません。自律神経の乱れによる慢性的な血行障害が原因で、たとえば以下のような症状も抱えてしまう場合があります。

注意

・睡眠障害、肌あれ
・手足のしびれ、しもやけやあかぎれ
・消化不良、便秘
・腰痛、神経痛、肩こり
・月経痛や月経不順、貧血
・倦怠感、立ちくらみ、めまい、耳鳴り、頭痛

冷え性の原因

冷え性は一般的に、男性と比べて筋肉量が少なく体脂肪率が高い、生理があるなどの理由から、女性の方がその症状に悩まされていると言われますが、そういった身体的な特徴の違いの他に、冷え性になる原因の多くは、生活習慣や生活環境にあります。

室内温度の下げすぎ


夏場に室内の温度を下げすぎると、外気との温度差が大きくなり、人の体温を調節する自律神経が乱れてしまいます。さらに冷たい空気は部屋の下の方へ溜まるので、冬場の寒い環境では、そうした冷たい冷気から足先を守るために、厚手の靴下を履くなどの防寒対策をとらなければ、冷え性になる原因となってしまいます。

血行不良になりやすい服装

女性に冷え性が多いといわれる理由として、一般的に筋肉不足で代謝が低いことに加えて、ファッションにも原因があるのかも知れません。きつい下着やタイトなジ-ンズ、素足にハイヒ-ルといった締め付ける服装は、血行不良などの血行障害になりかねないので、自宅ではストレスを感じない、ゆとりのある服装や下着を選ぶ工夫をしましょう。

冷たい物の摂りすぎ


普段の食生活ではどうでしょうか、アイスクリ-ムや冷えたビ-ルなど、胃腸を冷やす食べ物を日常的に過剰に摂り過ぎると、常に内側から体を冷やすことになります。そうした偏食と不摂生で腸の免疫力や代謝が下がると、自律神経も乱れて冷え性になりやすくなります。

血液の循環不良

また、デスクワ-クなどで長時間イスに座っていると、腰部、臀部、肩部などの筋肉にコリができてしまい、交感神経と周辺の神経が圧迫されて血液循環が悪くなり、足、肩、腰に冷えの症状が出てきてしまうケ-スも、冷え性の代表的な原因として知られています。

即効性のある冷え性改善方法

もし冷え性になってしまったら、ただ室内の温度を上げたり厚手の服を着こんだりするのではなく、入浴時にしっかり湯船に浸かる、体を温める食事をとる、きちんとベッドで十分な睡眠をとる、適度な運動で代謝を上げる、などの生活習慣から変えていき、体の内面から根本的に改善していくのがもっとも効果的です。そこで日常生活の中で出来る、冷え性の改善方法をいくつか紹介します。

運動やストレッチ


有酸素運動がおすすめです。軽い運動をして自律神経のバランスを整えましょう。筋肉量が増えると基礎代謝も上がり体温が上昇しやすくなるので、まずはデスクワ-クなどで凝った筋肉をストレッチでほぐし、滞った血液の循環を促します。下半身から心臓に向けて血液を送り出す役割から、第2の心臓と言われるふくらはぎの筋肉を意識して、ゆっくりと30分ほどウォ-キングに出かけましょう。

冷えに効くツボ

ツボを指で刺激したり、マッサ-ジするのも良いでしょう。内側くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところに三陰交というツボがあります。親指で骨のきわに沿うようにして、下から上に押していきます。冷え性の他に、生理痛、生理不順、更年期症状など、女性特有の体調不良にも効果があります。その他に足三里、湧泉、陽池、労宮などが広く知られています。

内蔵を温める

体の免疫細胞の7割は腸で作られるそうです。また肝臓の働きが高まれば新陳代謝も良くなるなど、それぞれの内臓を温めて血行を促進することは冷え性の改善にとても重要です。食事の他に内臓を温める方法として、昔から使われているのが腹巻と湯たんぽです。腹巻の内側にカイロを当てて巻くなど工夫すると、より効果的にお腹まわりの内臓を温められて、冷え性への効果が期待できます。

シャワーではなく入浴をする


お風呂に入る時はシャワ-だけではなく、ちゃんと湯船に浸かり体を芯から温めることが肝心です。しっかり指先まで温め血液のめぐりを良くするだけではなく、筋肉の緊張をほぐし、リラックスすることで自律神経のバランスを整える効果があります。しかし冬場の入浴は、シャワ-で浴室の温度を上げてから入る、心臓を圧迫しないように肩先まで浸かる、首元にタオルをあてるなどの注意点がいくつかあります。

良質な睡眠

バランスの崩れた自律神経を整えるには、朝起きた時に睡眠不足を感じずスッキリ目覚める、良質な睡眠をとる必要があります。良質な睡眠をとるためには、規則的な早寝早起きを心掛け、睡眠時間を十分に確保する他に、室内の温度や湿度を適度に調整する、部屋を明るくしない、厚手のカ-テンで外部の光や音を軽減するなど、リラックスできる環境を作る必要があります。アイマスクや耳栓を使うのも良いかもしれません。

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食べ物や飲み物


寒い環境でしかも地中に育つ食材は、体を温める特徴があることで知られています。ニンジン、ゴボウ、レンコンといった根菜類がこれに当たり、また新陳代謝を促す酵素を含む発酵食品、体温を上げるエネルギ-源として肉類、豆腐などのたんぱく質を摂ると良いでしょう。また、温めたココア、黒豆茶、赤ワインにはポリフェノ-ルの血管拡張作用があるので、血行を良くする効果があります。

冷え性を改善する食べ物と飲み物

日常で気をつける事

生活習慣を見直し症状を改善する以前に、日常生活の中で冷え性を予防することも大切です。
度な食事制限によるダイエットは、冷え性になるきっかけとなります。エネルギ-源となるたんぱく質、脂質、炭水化物をしっかり摂り、体温を作るために必要なビタミンやミネラルが不足しないように、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

飲酒や喫煙については、タバコには血管を収縮させるニコチンが含まれ、アルコ-ルには利尿作用があるので、軽い脱水症状を起こし血流を悪くしてしまうので、冷えを感じたら控えた方が良いでしょう。

運動不足により筋肉が衰えると、基礎代謝が下がり血液の循環が悪くなります。足腰を伸ばすストレッチや、軽いウォ-キング、階段の上り下りなど日常生活の中にも、適度な運動を取り入れるのも予防として効果的です。
栄養バランスのとれた食事、適度な運動、身体を冷やさない事、以上が冷え性の予防に大事なポイントです。

辛い時は冷え性外来へ!

冷え性が辛いときは一人で悩まず、冷え性外来へ行く事をおすすめします。他に疾患が隠れていた場合に早期発見につながる可能性があるので、専門医に相談し薬を処方してもらい、アドバイスをもらいましょう。

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